神様助けて下さい

「神さま、私は奇跡を必要としています。どうか助けてください。」

『何を言っている。私はお前を助けたりはしない。そこにはいないのだから。そして奇跡が必要な何かなど本当は起こっていないのだから。』

『それでも、もしその奇跡が必要なのであれば、それを起こすのは私ではなくておまえだよ。それができるということは信じてもいい。私は何もしない。』

『今お前が見ているもっと奥の奥に、真実が観えるはずだ。』

『惑わされないように。何を信じ、何をして何をしないのかは自由なのだから。完全に自由だ。解決を遅らせることすら自由に決められる。静かになって耳を傾け続けるのだよ。この声を訊くことができていることが、それは可能だという証拠でもある。』

コメント