伸ばすためにはほめる?ほめない?
伸ばすためにはほめる?ほめない?
ほめて伸ばす。と、ほめないで伸ばす。どちらがいいのでしょうか?
私同年代の方は、ほめられるより、スパルタ的な感じで部活動などをされた方が多いのではないかと思います。その経験によりうまくいく体験をされた方は、やはり同じように悪いところを修正することに強く目が行くことが多いようです。
ほめても伸びない、ということは、実はありません。ほめても伸びない、と感じるのは、本当にその対象のことを観ていないからです。言葉で言うと、「ほめる」というより「ねぎらう」ことの方が大切です。
間違った?ほめ方としては、本質を見ずに表面だけを見てほめる、ということです。相手からすればうわべだけのものとしか感じることができず、薄く、嘘っぽっく聞こえ、正直なんでほめられているのかがわからないのです。
それに対して「ねぎらう」というのは、相手が「した」「取り組んだ」ことに対して評価をするということなのです。
より具体的なのです。
多くの人が気づいていないようなこと、些細なことだけれども普段本人が意識して取り組んでいることに気づき、それを評価する。ちゃんと見ていないと気づけないし評価することはできません。
女性に、きれいだねー、かわいいねー、と言うのと、
考え方が素敵だからか表情がイキイキしているんですね、と言うのでは受け取り方が違います(この表現では相手の考え方にリスペクトが無ければ適応しませんが)。
ほめられても伸びない、という方は、しっかり観てもらうことができていないからだというケースがほとんどです。ご自身の経験がそうであったとしても、本当に相手のことを観て、それを評価されてうれしくない人は稀なものです。
子育てでも、社会の人間関係でも、相手のことをしっかり観て認めてあげる。新しい気づきが増えると思います。