恐れと思考
恐れと思考
人間として生きて、ほとんどの人にとって一番の恐れは『死』です。自分が死ぬということを考えてみてください。そこに『おそれ』という感情が浮かんでこない人はまずいないでしょう。
普段感じていなくても、考えると怖くなる、ということは他にもあるかもしれません。考えると怖くなる、ということは、普段考えていないときや、考えなければ怖くない、ということです。
ということで『考えないこと』をおすすめします。
こんな書き方をすると安直な提案のように見えてしまいますが(;^_^A 実は、ほんとうのことなのです。
しかし、瞑想でもそうなのですが、考えないようにしよう、と、考えてしまうのです(笑)
『死』のことを考えないようにしよう、考えないようにしよう、と、すればするほど、そこにはまっていてしまうのです。
ではどうすればいいのかというと、目の前のことに集中すること、になります。呼吸、目にする何か、音、体の感覚、匂い、何でも構いません。何かに集中すると、集中し続けると、やがて思考の入り込むスペースはなくなり、そこに静寂が訪れます。訪れる、というか、すでにそこに在ったことに気づきます。
その瞬間、思考に戻ってしまうことも少なくないかもしれません。それでも、その瞬間を増やすことで、究極的にはその瞬間が永遠になることで、平穏になります。
その場所から、日常を送ると、あなたの観る世界は、今までと全く違ったものになることをお約束します。