全能の矛盾
2017.08.12
カテゴリ:気づき
全能の矛盾
全能者の抱える矛盾、というものを見ました。それというのは、全能者は自分の持てない重さのモノを作れるのか?というものでした。
もし作れなければ、全能ではなくなり、もし作れたなら、持てないものがあるということで全能ではなくなる、というものでした。
この説にはどこかに無理があるのです。だから、矛盾が起こる。
私の答えは、全能者はこの世界にはいない、です。
全能者は時間の世界に生きていません。過去も未来も現在もなく、永遠に存在するものです。魂もそうです。
あえてこの世界で表現するならば、自分で持てないものを創ると意図した瞬間、それは創られ、持とうと意図した瞬間、持つことができ、それでいてそれは同時に起きている、ということになります。
持てないものを創る過去と、持てないものが持てるようになる現在あるいは未来が同時に起こっている。つまり、持てないものを創ることもできるし、どんなものでも持つことができる。ということ。
過去・未来、光・闇、良い・悪い、などの分離の世界しか知らなければ全能にはなることはできません。
『神は在る』これが答えです。