何もないところにあるもの
2023.10.17
カテゴリ:メッセージ
何もないところにあるもの
私たちという自我に生きる存在にとって、
この世界は二元の世界です。
陰陽・対極のある世界。
表裏一体の世界。
右があれば左があり、
良いがあれば悪いがあり、
うまくいくがあればうまくいかないがある世界。
そしてそれらは、
自分という自我によって選択できる世界です。
どちらの面も存在するので、
どちらに気づくか、
どちらを意識するか、
というだけの違い。
そんな世界に生きるなら、
自分というものにとって心地のいい方を選べばいいじゃないか、
というのがポジティブシンキングです。
あるステップにおいては、
それは有効かもしれません。
でも、
それでは救われません。
なぜなら、
そこには必ず、
心地よくない方が存在するからです。
どちらもないところにこそ、
何もないところにこそ、
すべてがある。
それが真実。
それを真ん中と言ったり、
中庸と言ったり、
魂と言ったり、
愛と言ったりします。
そこに気づき、
そこに生きるようになれば、
救われるしか道は無くなるのです。